デイサービスセンター元気の家 管理者 伊達 久美子からのごあいさつ

南あわじ市のデイサービス「元気の家」が考える介護に対する想いや姿勢をお伝えします。

南あわじ市のデイサービス

デイサービスセンター元気の家

志の同じ仲間で仕事をさせていただいているからこそできることがあります

地域の私たちの手を必要としてくれる方のお役に立ちます

数ある中から、私たちのホームページに訪れて頂きましたことを本当に嬉しく思います。
心より、お礼申し上げます。
本日は、この事業に対する私たちの想いについておはなしさせていただきたく思い
ありのままをここに書きたいと思います。
介護に対する私たちの姿勢が少しでもお伝えできれば幸いです。

それは、2010年10月1日、デイサービス「元気の家」、オープン初日に
起こった実際の出来事です。

元気の家 オープン当日

6か月近い準備期間を設けて、1から手探りの状態で始めた「元気の家」でした。
南あわじ市全域のケアマネージャーさん、各関連事業所にあいさつに伺わせていただきました。
また、皆さんにもっと知っていただこうと、市の広報にチラシを載せたり、1軒1軒のお宅に
スタッフ自らごあいさつに伺わせていただき、ご説明をさせていただきました。
オープン前に見学会や、体験日ももうけました。

これだけやったんだから、きっと皆さんに元気の家の良さが伝わったはず!
ドキドキしながら、皆様からのお申し込みをお待ちしていました。

さあ、オープン当日!!

通所決定で来られる方は・・・      

1人・・・

え〜!! 1人〜!!

前もって、結果はわかっていたのですが、広いお部屋にご利用者様がお1人。
スタッフは6名・・・

皆、口にしませんでしたが、あまりの事にショックが隠せませんでした。
あんなに頑張ったのに・・・と言う悲しさがつのりました。

第1号のご利用者様が笑顔に!試行錯誤の毎日

そんな時、硬い表情と、とっても小さな声で「おはようさん」と
あいさつを返してくださったご利用者様(以下○○さん) 。

「そうだ!今私たちがするべき事は、○○さんを笑顔に!そしてお元気になっていただくことだ!!」
はっ! と気付き、気持ちを切り替え、誠心誠意、心をつくしてケアをさせていただきました。

「元気の家」の第1号のご利用者様!! こんなに有難く嬉しいことはない!
どうすれば、笑っていただけるだろう・・・
ミーティングを重ね、あれこれ皆で知恵を出し合いケアを続けました。

すると・・・

1日無表情で,ほとんど言葉を出されなかった○○さんが、
通所を重ねるたびに笑顔を見せ、また別の日には声を出して笑われるようになりました。
日を追うごとに・・・なんと!!
今度は、冗談を言ってスタッフを笑わせてくださるまでになられたのです!!

その日の何とも表現のしがたい嬉しさを今も忘れる事が出来ません。

どうしたら、もっと喜んで頂けるのか、その試行錯誤の毎日でした。
「私たちに任せてくれたら、最高のおもてなしをするのにね。」
「自分たちの大切な両親を『お願いしたい!』って思ってもらえる。そんな場所にしようね。」
「ご病気になられた方が、自分らしく過ごす事の出来る最高のお手伝いをしようね。」
「ご家族が、ご自分の時間をもう一度取り戻せるよう協力しようね。」

その為には、どうしたらいい・・・話し合いは尽きません。

脳の刺激を増やす「らくしゅう式脳機能訓練」を取り入れる

認知症状がきつく、短期記憶がない為、デイでの出来事をまったく覚えておられない○○さん。
ご家族からも、「デイサービスに行っても、何にも覚えてないから・・・」とうかがい、
寂しく思っていたりしていました。

その○○さんのご家族が 「おばあちゃんがな、『昨日足湯に行ってきてん。良かったで。』
ってな、初めて話してくれてん。」 「デイに行かせてよかったわ。」と、
笑顔でお話をしてくださった時、 外出先での刺激の素晴らしさを実感し、
季節に合わせてお出かけを増やしました。

「忘れてしゃーないんよ・・・」と、認知症状の進行を心配しておられる方が多いので、
脳の刺激をどうすれば増やす事が出来るのかと考え、
「らくしゅう式脳機能訓練」を取り入れました。

今までの、学習療法に比べて、1番の違いは、
「こんなんええわ。」と、鉛筆でする読み書き計算を拒んでおられた方も、
「やってみよか。」とご参加くださり、出来る喜びを感じてくださっているところです。

お泊りができるデイにしたい!その思い一心で宿泊サービスを開始

「来月、孫の結婚式があって、おばあちゃんを連れて行ってあげたいんやけど、
おじいちゃんは、そちらでお泊りお願いできないですかね。」 と、 ご家族からのお電話。

介護度の高いおじいちゃんのお世話をしている、おばあちゃん。結婚式には行ってもらいたい。
でも、「元気の家」は、デイサービスのみ・・・

「ごめんなさい。元気の家では、無理なんです。
ショートステイを、他にお願いしていただかないといけないんです。」

「そうですか・・・いつもお世話になっているところ以外でのお泊りは不安だから、
今回は、おばあちゃんに家に居てもらうわ。」

とのお返事に、申し訳ない気持ちで一杯になりました。

何とか出来ないのか・・・ 南あわじ市には、お泊りデイはありません。  
出来るのか不安で一杯でしたが、「元気の家」をお泊りが出来るデイにしたい!
その思い一心で 2013年6月からご利用頂いている皆様に宿泊サービスを、
保険外で開始する事が出来ました。

「お泊りが出来て、安心やわ」ご家族様・ご利用者様の笑顔が嬉しいです。
1週間のご利用人数が1人。 このまま続けて行けるのだろうか・・・と
不安だった日々が、今では思い出に変わりました。

あの時に、支えてくれたスタッフ、私たちの活動をご理解いただいたケアマネジャーの皆様に
感謝の気持ちで一杯です。
必ずご利用者様は増えていく。
きっと、大勢の皆様で楽しいレクが出来る日が来るはず。
そう信じてスタッフと力を合わせた日々は、「元気の家」の原点であり、
今でも忘れることが出来ません。

「思い」を1つにした仲間であるスタッフと共にできること

やりたい事が上手く出来ず泣いたり、ご利用者様からの笑顔に笑ったり
ここでの仕事は、本当に楽しいです。

私は、十数年前から、仲の良い友人でもあり、志を同じくした仲間で
「いつか地域の私たちの手を必要としてくれる方の役に立てる仕事がしたいね。」と
医療・福祉に関係した仕事をしたいと思っていました。

その「いつか」が現実のものとなりました。

私たちはまだ、小さい規模の事業所です。
これからもっと、「思い」を1つにした仲間であるスタッフと共に、 小さな事業所だから出来る事、 志の同じ仲間で仕事をさせていただいているからこそ出来る事、を大切に、ご縁をいただき、通所して下さっている皆様、そしてこれから通所してくださる まだお会いしていない皆様のお役に立っていきたいと思っています。

どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

デイサービスセンター元気の家 管理者・看護師
伊達 久美子

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